ベリーダンスのルーツ

中東やアラブ地域で発祥したベリーダンスですが、その起源は、古代エジプトが発祥の世界最古の踊り、子孫繁栄や豊穣祈願とも言われています。

西暦700年頃には戒律の厳しいイスラムとなりましたが、女性だけのパーティや結婚式などで踊り受け継がれてきました。

のちにオスマン帝国が築かれ、王のためにハレムで暮らす娘たちが踊り子として、自分の魅力をよりアピールするため、より官能的に発展していきました。

また、中東やアラブ全域の非常に広範囲で踊られてきた理由として、旅芸人の部族ジプシー（ロマ）達が、各地の踊りと自分達の踊りを融合させ、踊り広めていったことが挙げられます。

アラブでは「ラクス・シャルキー（東洋の踊り）という名称で親しまれた踊りですが、1889年パリ万博、1893年シカゴ万博で踊られていたことがきっかけで、ベリーダンス（Belly＝お腹,腹部）という名で広まりました。

その後２０世紀初頭に、カイロでエジプト初のナイトクラブがオープンし、西洋人の好みに合うエキゾチックなベリーダンススタイルが生まれ、バレエや映画の世界でもオリエンタル趣向が流行しました。

現代に受け継がれるベリーダンス

個々の魅力が花開くベリーダンスは、表現の可能性を広げてくれるアーティスティックなダンスでもあります。

SAOベリーダンススタジオでは、ルーツであるオリエンタルベリーダンスを大切にしつつ、様々な音楽や踊りと融合したフュージョンスタイルも楽しめます。

現代の生活で失いつつあるしなやかで楽な身体の在り方を追求し、音楽やリズムの理解を深めながら、インスピレーションや感性、感覚を育てていきましょう。