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その隙間を表現したい~大筒小筒カフェライブwithSAO~

大筒小筒さんとは2015年4月と5月に共演させていただき、今回11/15の共演は約半年ぶりとなります!

大筒小筒はジャズSax界の名プレイヤーでもある井出慎二さんと、ドラマーとしてサンバチームのパーカッショニストとしても活躍中の岡部量平さんのお二人のユニットです。

先日、岡部さんの扱う数十種類以上にも及ぶパーカッションの名前や由来、ラテン音楽について少しお話を伺った中で、そうか‼と思った事。
それは、大筒小筒の音楽は和声を使っていないのだそうです。
和声とはコードやハーモニー、いわゆる西洋音楽の決まった形式を指すのですが、そこを外すことで心や魂が揺さぶられるような音楽ができるのではないかと、それが彼らの音楽のコンセプトでもあるということでした。
それは、ジャズもラテンもその共通したルーツである黒人の労働者達の過酷な労働と怒り、苦悩、不満、やり場のない感情を表現した音楽、そのバックグランドへと繋がっていくように感じます。

私が良く聴くアラブ音楽と音楽性は違うのですが、でも何か心の動き方が似ているなと感じたのは、それだったのだと思います。
アラブ音楽は、西洋音楽にはない微分音というのが使われていて、それが人の情感を動かすと言われ、ベリーダンスはその情感を深く表現できる踊りでもあります。
その中でも私がとりわけ好きなロマ音楽には、社会からの迫害、飢えや貧困、そういった背景があります。

大筒小筒の音楽は、一聴するととても耳心地の良いポップスに近いサウンドに感じますが、ブラジルの大太鼓アルファイヤ、ペルーからスペインに渡りフラメンコの楽器にもなったカホン、ブラジルのタンバリンパンデイロ、もう腹の底から突き動かされるような生命力溢れるリズムと、人間の心をこんなにも豊かに表現できるSaxにただならぬ音楽性を感じてしまうのです。

日本の社会の中で生み出されている彼らの音楽には、社会的に求められた役割を果たす私達が日常の中で吐き出せない思いを表現してくれているようでもあります。
それは現代に生きる私達が少なからず共感できる部分でもあると思うのですが、私の中でも彼らの音が心のバイブレーションとなり踊りにつながっていくのだと思います。

大筒小筒の音楽は同じ曲でもその日そのときその限りで変化していきます。
私の踊りもまた同じく、そのときの私達から生み出される音と踊りの化学反応を、存分に楽しんでいただけたらと思います。

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~大筒小筒カフェモカ壱番館ライブwith Sao~

・日時
2015.11.15(日)
Open 19:00 /Start 19:30

・出演
大筒小筒
井出慎二(Sax)
岡部量平(Per)

Sao(Bellydance)

・場所
カフェモカ壱番館
神奈川県相模原市緑区川尻1611-16
Tel 042-785-3353

珈琲豆本来の純粋な味を堪能できる「水出しコーヒー」と、ステンドグラス工房を併設した佇まいが魅力です。

・Charge
¥3,000(ドリンク付き)
※中学生以下チャージフリー
ご予約はお店に直接、またはSaoまで
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2015.4

カフェモカライブにて
写真 吉田徳雄さん

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